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【インタビュー】NPO法人 ラーフ 理事長 毛利公一さん

2014.10.08更新

 NPO法人 ラーフ 理事長 毛利公一さん

 毛利公一さんはラーフというNPO法人を立ち上げたご本人です。ラーフというカタカナ文字を目にして発音してみると、なんとなく空を飛んでいるような浮遊感があると思ったら、英語の「Laugh(笑う)」なのだそうです。意外だけれど、これまでと現在の活動についてお話を聴いていると、軽やかで笑いにあふれた場面をたくさん想像できます。

 

 

 2008年にNPO法人ラーフを設立、訪問介護や福祉車貸出しのほか、居宅訪問で整体や散髪、針灸治療からアロママッサージ、エステにいたるまで、身体が自由にならなくても「こんなことをしたい」を思う気持ちに応える、さまざまなサービスを提供しています。2009年には地域活動支援センター「やまもも」を設立(2012年に就労継続支援B型事業として、障がい福祉サービス事業所「やまもも」に名称変更)、利用者は焼き菓子をつくって販売したり、農作業をしたり、地域との交流イベントに参加したりして、自立と社会参加をめざしています。さらに、2011年には支援センター「ウィズ」を設立。義務教育がおわった16歳以上の発達障がいのある人たちが気兼ねせずに過ごせる居場所として、市外からも通ってくる方もいるそうです。

 

 

 もともと、こうした組織運営や経営の専門知識があったわけではなく、立ち上げを決めてから、申請期間中に猛烈に勉強し、立ち上げてからは実践の中で学んでいったといいます。活動していると、ふとまた見えてくる現実がある。必要としている人がいるならば、それに応えるものをつくっていく―、足りないものを足していく…まさに実践型のリアル感にあふれています。

 

 

 毛利さんはもともと棒高跳びの選手で、観音寺中学校でジュニアオリンピック5位、観音寺第一高校で岩手インターハイ フィールド総合優勝、個人3位、早稲田大学で関東インカレ優勝と、目覚ましい成績を残してきました。ところがアメリカ留学中の2004年、ビーチで大波に打たれて肩から下の動きと触覚、温感、冷感などすべての感覚を失ってしまいました。事故後すぐの診断では、一生ベッドの上で、呼吸器を外すこともできないだろうと告げられたそうです。半月間、アメリカの病院で治療を受けたあと、帰国。日本に帰ってからも、2年半は病院で治療とリハビリの日々が続きました

 

 

 まずは呼吸器をはずすこと―。窒息と呼吸困難を繰り返したという、リハビリの困難さは想像に余りあるものです。そして感覚の訓練。手を手と感じること、足を足だと認識すること。座る訓練では何度も気絶したという毛利さん。しかし「もう一度立って歩くこと」を諦めない堅固な意志によって、あらゆるものを引っぱりあげているのでしょう。

 

 

 ウィズややまももという施設の運営、そして訪問介護のほかに、イベントも企画、実施しています。たとえば「香川跳び箱No.1決定戦!」、そして「いきいき生活ヘアーファッションショー」。タイトルには、障がいや福祉の文字はありません。「誰でもが、普通に場を共有できる機会にしたいから」、若い人でも、普段福祉にあまり関心を寄せたことがない人でも、障がいのある人も無い人も、楽しいから参加する。

 

 

 高い跳び箱をキレイに飛び越すことだけが魅力でしょうか?箱に激突しそうになったり、よじのぼったりする姿に会場は沸きかえる!みんなの笑い声が聞こえてくるようです。

 

 

 来年はハロウィーンパーティを企画しているとか。もちろん、毛利さんが考えるハロウィーンですから、普通ではないはず!「驚きの仕掛けがあるんですよ。」

行ってビックリ、初めての体験や予想だにしない展開が待っていたりして?

 

 

 しも本来、それぞれの方法で表現する自由と権利をもっている。それが当たり前だと思える世界が、夢ではなく、そこまで来ていると期待をせずにいられません

お問い合わせ先
NPO法人 ラーフ ℡0875-82-6003