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【まちづくり】 むれ源平まちづくり協議会会長 新谷稔さん

2015.02.20更新

【まちづくり】
むれ源平まちづくり協議会会長 新谷稔さん

 2005年から「むれ源平まちづくり協議会」会長を務め、高松まちづくり協議会の理事でもある新谷稔さんは、これまでに、香川県下全域の地域観光素材を調査して広域観光ポータルや観光モデルコースの構築した「100万人のラブレタープロジェクト」や、庵治石を中心とした石材産業と源平史跡文化の融合を図った「むれ源平石あかりロード」、地域リーダーを育成するための講座「地域プロデューサー養成講座“まちをデザインする”」など、さまざまな視点とアプローチで地域づくりに携わってこられました。

 新谷さんに、これまでに多く行われていた実績を振り返り、何が足りなかったか、今後どのような取り組みを考えうるのか?などを伺いました。
 「1990年代終わりに、高松市ではまちづくりのファシリテーター養成講座を行いました。全国的に活躍される世古一穂さんなどを講師に招きながら2~3年続け、それこそ毎回100人ほどが訪れるほどの人気でした。初めてのことでしたからね。

 当然、そこで育った人たちも多くて、その受け皿として市の協働企画提案事業がスタートしたのです。そこまでは良い流れでしたが、せっかく育った人たちを充分にフォローすることができず、勢いは徐々に弱まり、残念ながら期待したような展開に至りませんでした。何か新しいことに挑戦しようとする人を応援する体制ではなかったように思います。

 国の地域おこし協力隊なども、すぐには地元に受け入れられなかった。でも徐々に移住が進んだり効果が見えてくると受け入れ側も本気になってくる。新しいものを受け入れないと物事は変わりません。
 高知の『いなかビジネス』は制度設計がよくできていますね。県外の人々や新しいアイディアを取り入れて、地元にないものを育ててもらう。ローカルが生き残る方法ですよね。そして、人を育てたら活用できる場所を用意しなければ。また、続けるにはお金を生まなければならない…お金、人、モノ。そういうものをどう調達するのかも、一緒に考えて支援する体制が必要ですし、市民活動センターもスキルを磨く必要がありますね。

 今年度『地域づくりチャレンジ塾』で育った人々に対して、コミュニティ協議会や地域コミュニティが受け皿になることができないかと考えます。人材はこちらで養成し、地域コミュニティに紹介する。ただし、地域には、アイディアだけを出す『コンサル』はいりません。一緒に汗をかける人材が欲しいのです。
 地域おこし協力隊では、どこで何をやりたいか、プレゼンをすると聞きました。チャレンジ塾の塾生などやりたいことがある人は、44のコミュニティに提案してみては?卒業生の頑張れる場所をどう確保するかが重要な問題です。
 市としても、案件を外注に出してしまうと、どうしても任せきりになってしまいがち。そうではなく、一緒にやることが非常に重要なのです。他の地域でも、行政が通常の枠組みを超えて動いているところが成功しているように見えます。

 様々な団体や個人がコミュニティーと関係性を深めることができれば、地域が抱える課題や問題を解決することにもっと寄与できることがあるはず。行政や市民活動センターは中間支援役として、人やNPOを育み、コミュニティーとのマッチングの機会を提供し、団体や個人が活躍できる場と初期の財政的支援を行うべきです。
 

お問い合わせ先
むれ源平石あかりロード実行委員会
むれ源平まちづくり協議会
ハウス美装工業(株)
〒760-0071 香川県高松市藤塚町3-12-12
TEL 087-861-4489 FAX 087-861-4438
E-mail:niitani@mail2.netwave.or.jp