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【インタビュー】市民活動団体 香川県子ども文庫連絡会 世話人代表 片山 堯さん

2016.03.17更新
世話人代表 片山 堯さん
世話人代表 片山 堯さん
第29回子ども文庫まつり
第29回子ども文庫まつり
手づくりチラシ
手づくりチラシ

 びゅんびゅんごま、かざぐるま、でんでんだい。こんなおもちゃのやさしい音や色、あたたかな手ざわり、覚えていますか?夢中で手を動かし、時間を忘れて、手づくりしたこと、覚えていますか?紙やのり、ハサミやキリを使って、戸惑いながら、時には大人に手助けしてもらいながら<手づくり>を楽しんだあの時間。かけがえのないあの時間が、大人になっても”こころ”をしっかりと支えてくれる。

 今回、ご紹介するのは、香川県子ども文庫連絡会。”あそびは子どもが 生きる力をつける 生活そのもの”を合い言葉に、設立して34年。<あそび>は、子どもの成長に欠かせない大事な時間。だからこそ、プラスチックのおもちゃやゲーム機に夢中になっている子どもたち、塾やお稽古ごとに忙しい子どもたちには、ぜひおもちゃの手作りを経験してほしい、と。そんな願いから、「伝承手づくりおもちゃ」作りの集いを、さまざまな機会に開いています。主な活動は、文庫連が主催する「子ども文庫まつり」のほか、香川県立図書館や高松市図書館が主催する「子ども読書まつり」への参加など、どの行事でも、子どもたちに大人気の“にぎわいコーナー”になっています。最近は、パパ・ママだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんと来る子どもたちも多い、とのこと。
 
 「今、子どもの世界から、遊びが消えているんです。」と話すのは、世話人代表の片山さん。「自然の中での遊び、友達との遊び、モノとの格闘やふれあいが、子どもの生活から失われている。だから、切る・貼る・塗るとか穴を開ける・糸を通すといった昔ながらの工作を体験することで、生きる知恵、人や自然とのふれあい方を学んでほしい。」「読書だけでなく、<あそび>を通して子どもの成長を見守っていく。今ではほとんど見られなくなったけれど、各地域に、自分の家を開放してそんな活動をする<家庭文庫>が多くあったのです。」「文庫連は、そんな家庭文庫活動をしている仲間の集まりから生まれたのです。」と、片山さん

 文庫連の活動は、元代表の松崎洋祐さんが長く続けてこられた春と夏のキャンプも、「絵本の読み聞かせ出前活動」も、公共図書館でのボランティア活動も、すベては、子どもと本をつなぐ大切な活動になっています。会のメンバーたちは、活動を通して見えてくる社会の変化、親の変化、子どもの変化を感じながら、常に子どもに寄り添い、熱い想いを持って子どもたちのために、社会や行政に対して声をあげ続けてもいます。「子どもが読みたい本を、自由に読めるように!」と、図書館のない町には図書館作り促すために、新しく図書館ができれば、図書館の楽しみやにぎわいを応援するために、「子ども文庫まつり」を開催してきています。今年も、地元のボランティアグループを巻きこんで、7月5日、琴平町29回目の文庫まつりを開催し300近くの子どもや大人が集ったとのことです。

 文庫連で忘れてならないのは、「会報誌」のこと。会の設立当時から
34年間、月1回発行し続けている、本物の<手作り>会報誌。購読者は全国に200人もいて、県内や県外で活動している会員や団体の情報を発信し続けているのは、スゴイ!!今どき珍しい手書きのタイトルやイラスト、手書き文字のページもあって、会員のパワーとユメと笑いの詰まった魅力いっぱいの一冊です。

 「悩みある。」と、片山さん。それは会員の高齢化34年前からずっと携わってきた多くの会員もやが後期高齢者世代。「親やパートナーの介護をしながら活動にがんばる会員が増えています。」と。それでも、”笑顔が弾ける子どもたち”の未来をひたすら願いながら、子どもたちの読書の環境づくりやあそび>の大切さを伝えるための活動にこれからも取り組み、次の世代に繋ぎたいと思っている香川県子ども文庫連絡会です

※片山さんへの取材日は2015年7月24日です。

お問い合わせ先
香川県子ども文庫連絡会
●高松市郷東町21-14 ●電話&FAX:087-882-5039