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【インタビュー】高松ボランティア協会 「ピコットの会」代表 米澤 壽(よねざわ とし) さん

2017.09.22更新
代表 米澤 壽(よねざわ とし)さん
代表 米澤 壽(よねざわ とし)さん

 10㎝角の毛糸編み「モチーフ」でつなぐ温かな心と心。

いつでも どこでも だれでも~できるボランティアとして昭和54に発足した「ピコットの会」。 “物の命を大切にしたい” という思いから、残り糸を活用しての活動がスタート。設立当時は、高松市社会福祉協議会主催のボランティアスクール受講後の主婦が立ち上げた、わず5、6名のボランティアグループでした。やがて、この小さなグループの「少しの時間と労力と残り糸で出来るボランティア活動=愛のモチーフ運動」が、全国紙のコラム欄で紹介されたことをきっかけに、全国に広がっていきました。その善意の輪と和は設立から38年経った今もなお、健在です。「今日まで続けて来られたのは、県内外の協力してくださる方々のおかげです。」と、代表の米澤さん。

 「愛のモチーフ運動」 の主役はなんといっても、10角の毛糸編みのモチーフです。大小、色とりどりのモチーフは、この運動に賛同した全国の方々から、温か気持ち(お手紙・ハガキ)いっしょに届けられます。かつては、北は北海道、南は九州・沖縄まで、「私にもボランティア参加ができてうれしい」と言う中学生からお年寄りまで、中には目の不自由な方から点字のお手紙といっしょに届いたこともあったそうです。昭和から平成へと時代が流れ、モノに溢れた世の中となり、家庭からも毛糸(残り糸)が消えた背景も重なり、会に寄せられるモチーフの数も減少しているそうですが、現在も真心で編んで送ってくださる県内外の方々のモチーフのおかげで、会の活動は継続されています。

寄せられた様々なモチーフを、会員(20)カラーコーディネーターのごとく配色・模様を工夫し、一枚一枚をとじ合わせ、カラフルでモダンなひざ掛けや座布団に仕上げます。それはまるで、温かな心と心をとじ合わせていく作業に思えます。毎年(年1回)300500枚、全国のお年寄りや車椅子を利用されている方、福祉施設、障害のある方、被災地の皆さんに贈呈しています。昭和55年から毎年贈呈を続け、実に今年で38回目を迎えます。

 

 昨年、ピコットの会は、多年にわたる市政の振興発展に寄与された功績(ボランティア活動)が認められ、市政功績者として市長表彰を受けられました。さらに、香川県の「平成28年度ボランティア大賞」も受賞されました。会を象徴する「愛のモチーフ運動」の提唱と30年あまりの実践活動が称えられたのです。米澤さんは「これらの賞をいただいたことで、私たちの活動を支えてくれている全国の協力者の方々に、あらためて感謝の気持ちを伝えられたことがうれしかった」と受賞時を振り返られました。そして、「編み物という家庭での手仕事を伝えていきたい。物の命を愛おしむ気持ちも大切にしてほしい。この思いを、次の世代に引き継いでいきたい。」と力強く語られました。

毎週水曜日10時には、会員の元気な顔が揃います。お孫さんの送迎で通われている方もいらっしゃるそう。皆さんこの日を待ちかねたように集まります。和気あいあいとひざ掛け作り精を出します。「初めての方でも、お気軽に参加ください。みんなで会話を楽しんだり、モチーフの色合わせを話し合ったり、和やかな時間を過ごしています」と、米澤さん。材料の提供も受け付けているそうですよ。

◆活動日:毎週水曜日 午前10時から午後3時まで
◆場  所:高松市総合福祉会館 4階
 
 

※米澤さんへの取材日は2017年7月26日です。


 

お問い合わせ先
高松ボランティア協会 「ピコットの会」
高松市観光通り2丁目8-20                 
高松市総合福祉会館4階 高松ボランティア協会内
電話&FAX:087-831-7960(米澤さん)、087-831-1662(ピコットの会)