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[SUBSYSNM]

【インタビュー】 高松市のコミュニティ政策

2013.03.29更新
インタビューの様子
インタビューの様子
中国でのコミュニティ活動
中国でのコミュニティ活動

香川大学経済学部西成研究室ゼミ学生の皆さんが、まちづくりに携わる方々を対象として、学生各自の関心をもとに訪問インタビューした記事です。
インタビュー対象:
高松市市民政策局地域政策課 課長 佐々木和也さん
高松市市民政策局地域政策課     伊藤 光子さん
(インタビュアーは香川大学経済学部研究科の劉晨さん:中国南昌市出身)

[高松市のコミュニティ施策]
●地域コミュニティ活動を推進する理由
 江戸時代、日本では町や村に住んでいる人々がそれぞれの役割を担っていた。例えば、夜の火災予防の見まわり、町の掃除、祭りの準備など、町のことは町内の人々で自治していた。
 その後、近代の社会システムへと転換し、政府や市役所といった行政組織が出現し、町内の仕事の多くは行政が担当するようになった。しかし、人口減少時代に入り、財政を抑えるためにも、行政はまちづくりを元のように町内の人々に自ら取り組んでもらいたいと考えている。つまり、地域コミュニティ活動を推進する1つの理由として、まちづくりを地域のコミュニティ協議会と行政が協働・連携して取り組みたい、という理由が挙げられる。

●地域コミュニティの仕組み

    行政の支援体制:高松市役所 → コミュニティを軸とした協働のまちづくり指針
                                  「自治と協働の基本指針」
                  公募  補助金
    高松市44地域のコミュニティ協議会 → 市民主体のまちづくり
                 (会長)  補助金
    青少年育成部会、環境・安全部会、体育部会、健康部会、生涯学習部会等の部会
                 (部長)  ボランティア
    PTA、衛生組合協議会、体育部会、婦人会などの各種団体
             (会の担当者) ボランティア
                  地域での参加者

 地域コミュニティの仕組みは以上の図のように示している。コミュニティ活動は市役所が各地域の地域コミュニティ協議会に任せており、より具体的な取り組みは各部会にて取り組んでいる。例えば、地域の運動会で婦人会の主婦たちがうどんをつくって販売する。また、中学校・幼稚園にて中学生と幼稚園児のふれあいイベントがあり、命の体験や責任を育てる授業をする、といった取り組みである。

●問題点
 現在、地域コミュニティ活動における問題点は2つがある。
(1)郊外で住民が分散しており、なかなか集まりにくい。
(2)参加する年齢層が限られている。生きがいづくりの高齢者が多く、若者は仕事や家庭があって参加者が少なく、体力の仕事やニューアイディアが不足している。

 これらを解決するために、高松市市役所は平成24年度「ゆめづくり推進事業」で、各地域に100万円以内で予算をつけて地域活性化したいと考えている。また、NPOは支援の専門知識、プロのアイディアがあり、地域コミュニティとの組み合わせにも期待している。


[中国との比較]
 中国にも地域コミュニティが存在するが、仕組み・目標・取り組み内容は日本と全く異なっている。中国では、例えば、夕方に団地の広場で音楽が好きな人が集まり、一緒に楽器を弾いたり、歌ったり、ダンスをしたりする。
日本では個人だけではなく、町が一つの団体として考えられている。自分が住んでいる町をよりよくするために皆で協力して頑張っており、団体意識が強いと感じている。対して中国では、皆のためというよりも、個人の趣味や交流のためにコミュニティ活動に参加しているように思える。



 (インタビュアー)
 香川大学の中国南昌市からの留学生、劉晨です。
 日本に来て2年目で高松市に住んでいます。高松市は海と山があり、環境がきれいで住みやすいところと思います。
 故郷と比べたら、高松市は静かなまちで、コミュニティ活動の参加は仕事のように感じます。高松市民たちが生活を楽しむために、自発的に参加できるほうがいいと思います。

 

お問い合わせ先
高松市 市民政策局地域政策課
〒760-8571 香川県高松市番町1-8-15 本庁舎4階
電話087-839-2126 FAX087-839-2125