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【インタビュー】 白井章江さん NPO法人どんぐりネットワーク

2013.03.29更新
白井章江さん
白井章江さん
インタビューの様子
インタビューの様子
中国(内モンゴル自治区)
中国(内モンゴル自治区)
香川大学経済学部西成研究室ゼミ学生の皆さんが、まちづくりに携わる方々を対象として、学生各自の関心をもとに訪問インタビューした記事です。

森と人が共生できる社会づくりを        
(インタビュアーは香川大学経済研究科修士1年のウヨンタナさん:中国(内モンゴル自治区出身)

[活動内容]
 日本は森の国である。国土の三分の二が森で、温和多雨な気候から木を増やさなくても勝手に生えてくる。大都市(東京・大阪)では緑を増やそうとしているけれども、四国は緑がいっぱいある。第二次世界大戦後、燃料として木材の利用がたくさんあり、山に木がなくなってきた。そこから大量に木を植えた。杉(スギ)と檜(ヒノキ)という木を植えた。しかし、植林してから大体20年、30年経過したとき、日本の木は売れなくなってしまった。外国(アメリカ、タイ等)の方が安く手に入れるようになったのである。昔は林業で木を切ったり育てたりする仕事がちゃんと成り立ったけれども、今は成り立たなくなっている。そのため、間伐ってもできなくなってしまった。NPO法人どんぐりネットワークでは現在、子供たちを森の中に連れ出し、森と親しんで遊んでもらう活動をしている。現在は、蔓でクリスマスリースを造ったり、お正月には門松をつくったり、炭焼きをしたりしている。

●白井章江さんの活動について
 白井さんは、1999年に大きな病気をして歩けなくなるまでになっていたが、無事手術も成功し、元気になりつつあった。白井さんは活動のきっかけについて、「当時、小学生の息子とともに森づくりに参加したのがきっかけです。息子は喜ぶし、私自身もしっかり活動できたことがとてもうれしかったからです。現在は事務局長として、NPO法人の運営に携わっています。」と語ってくれた。

●今後の課題
 人工林の整備と国産材の利用、外国産材に頼らない木の利用とともに、間伐材の利用を促進している。また私たちの団体の課題としては、市民活動の推進とともに、行政、企業との協働をより強く行っていくことだと思っている。

●日本(高松市)と中国(内モンゴル自治区)の比較
 日本:人工林の山は、木があり過ぎたら健康に育てられなくなり、山も元気ではなくなり、洪水、土砂崩れが起こる原因になる。そのため、木を切ることを大事にして適切な間伐をしている。
 内モンゴル自治区:伐採が年々増えている状況で、大規模な砂嵐が起きている。そのため、植林を大切にする活動をしている。伐採した土地は、主に宅地、道路の設備で転用されている。伐採の影響で動植物が減っている傾向にある。



(インタビュアー)
 香川大学経済研究科 修士一年のウヨンタナです。
 私は中学校の時、故郷で砂嵐が起きて気候の乾燥と交通不便等の影響を自分自身で体験したことがあります。こうした経験をきっかけとして、植林の大切さ、環境を守ることに興味をもつようになりました。
 そして、今回のインタビューを通じて、環境を守る重要性、また日本と中国の内モンゴルの相違点を理解することができ、貴重な体験になりました。内モンゴルも森林のもつ公益的な機能をより効果的に発揮させるよう、整備計画を考える必要があります。
お問い合わせ先
特定非営利活動法人 どんぐりネットワーク
高松市西植田町6082-2
電話:087-840-4072 FAX:087-840-4073 E-Mail:dland-vc@mail.netwave.or.jp